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四万十革屋さんに行ってみた。「本当のところ、皮なめしってどうすればいいのか?」地球屋フォアテイルズ

JUGEMテーマ:ログハウス

 

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四万十革屋さん、大久保さんにあって1時間ほど色々な話をしてきた。

 

いや、神がかり的にそうなった。と、いうのが正解だ。

山に行き、メモカを交換し午前中に山を下る。皮なめしの硬いあのスルメイカ・・・どうすればいいのか。

四国の四万十川流域に、「鹿皮なめし」をやっている四万十革部という団体もしくは、地域のグループがあるらしい。

そこにヒゲで、髪を後ろに縛った私と同じような?風体の人がいるらしい。というザックリな情報。

 

幸いここは愛媛県で高知県は隣だ。四国にある県は、全部となりだ。

じゃ、行ってみるかな?と、カーナビに、四万十川近辺でマークを入れて走り出す。人ひとりを探すのに、グーグルアースで指さすようなモノ。縁があるなら(必要な人であるなら)必ず行きつける。という根拠のない感で。その方向に向かった。

 

数時間後に、四万十川を右手に走っていた。この辺りな気がするけど・・・で、ふと道路沿いにある高台の家を見た。

「あ!いた!(笑)」ほら、見つけた。

 

そこからは、革職人となった大久保さんと、皮なめしについての講習会。突然の訪問、すみません。

 

 

鹿皮なめしについて、タンニン鞣しの話。ミョウバンなめし。塩の量、最終工程でどこにも書かれていない事実。

 

目からウロコが落ちる。いや、もうウロコが生えてくるような思いで話を聞いた。

 

一切れの鹿の皮革(毛皮)を持っていったのだが、それで工程がある程度わかっているという事は一目で伝わった。

タンニン鞣しで、白い革が茶色のあの色になるんですよ。

 

あ、そう言えば、牛革も茶色だ。あの色は革の色じゃなくて、タンニン鞣しの色だったんですね。ヌメ革の・・・。

 

これが、そのタンニン鞣しの革で。。。と見せて頂いた革は、いい感じのグラデーションがついた鹿の革。草木染めで見るような明るいブラウンや濃い目のブラウンと独特な色合いでなんだか凄くいい!個性的な革だ。1枚に2ヵ月ほど手間をかけて制作するそうで、こんなモノは他にあるわけもない。(撮影してくれば良かった)

 

で。タンニン鞣しの「タンニン」はどうやって自然からいただくのか?(作り方)というのも、ちゃっかり聞いてきた。

 

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樫の木を山で切り倒してきた・・・のを覚えているだろうか。

 

さっきから、気になっていたんですが、足元のバケツの黒っぽい液体。これはなんですか?

これが、タンニン鞣し用のタンニン水溶液です。革漬け込んでありますよ。と、見せてくれた。

 

そうか。。。驚いた。これはつい先日、私も作ったものだ。あの紫色の液体!あれは「タンニン水溶液」だったのか。

 

まさかの、あれ。だった。「樫の木を煮込んで取る。ブナやナラでも良くて、かしわがベスト!」なんだそうだ。そういわれても、樫の木くらいしか分からない。調べてみると、どんぐりの木ならOKって感じらしい。

 

どんぐりの木・・・どんぐりの木

どんぐりの・・・森

どんぐりの森ってあったよなぁ。(山の南側斜面が一面、どんぐりの森)

 

鹿とタンニン(樫の木)が同じ山に揃っている。

出来過ぎた話だw

 

四万十革屋さんは、仙人のような出で立ち。もう革仙人と呼ばせてもらおうか。森の仲間が次々と「四万十革屋さん」を訪れてくる。いつの間にか、その一人に溶け込んでいた。

 

肝心な「鹿皮なめし」だが、話は簡単ではなかった。

正確なデータというよりも、これはこんな感じになるまで、目安はコレ。とか。ま、ふり幅は大きい。

これは、個体のサイズにもよるので、一概に数値化できないものなのだろうと悟る。

つまり、大部分は経験値がしめる。

 

そして、皮なめしで重要なポイントを2つ聞いた。

とても、重要だった・・・Orz

 

1つは、繊維をほぐすという作業。これに費やす時間が「鹿皮なめし」の大部分。

タンニン鞣しの効果は、防腐だ。ミョウバンは化学処理なのでもうやらないという。自然派なのだ大久保さんは。

 

<タンニン鞣しについて>

皮をなめすと、獣皮のおもなタンパクであるコラーゲンにタンニンが結合し、微生物による分解が防がれる。

 

もう一つは、「脱塩」だ。これはどこにもほとんど「皮なめし」資料には記載がない。塩抜きが出来ていないと塩が水分を吸う。

 

(塩の性質)

塩には、湿度が高いと水分を吸い、湿度が低くなると水分を放出するという性質があり水分を吸ったときは塩が溶け、水分を放出するときに溶けていた塩が析出するという現象をおこす。

 

つまり、脱塩していない革は、温かくなり水分を吸い・・・カビが発生する。なんか、化学だよなぁ。って思う。

 

でね?と、革仙人の大久保さん曰く、これがうまく抜けているかどうか確かめる方法は、革を噛む。

・・・噛むの?結局、これが一番手っ取り早くて、わかりやすいんだそうだw

 

なるほど。舌の塩味を認識する部分。舌の側面を使え!ということだ。奥深い・・・。

もはや、経験値以外のなにものでもない。。。塩味がしたらダメって、たしかにわかりやすい。

 

私も愛媛県で鹿の皮を猟師さんに頂いた。そこから、皮をなめす・・・ことについて学ぶ、学ばなければならなくなった。

1枚鹿皮なめしをやって、疑問だらけになった。

 

そして。

 

猟師になり、「命をいただく」という事に神経をつかうようになった。

パッケージのお肉の向こうに、「屠畜場」が見える。誰かが処理した命。が、見えるようになってしまうのだ。

 

思うのは、「アバター」(映画)のワンシーン。あれと同じことを猟師はやっていた。

「よしよし。いままでよく頑張って生きてきたな。」彼はそう言ってポンポンと鹿の首を軽く叩いてから命を頂いていた。

 

鹿の背ロースは、初めて大きな肉片から切り出してトリミングして食べた。思えば、自分で大きな肉の塊から「お肉」を切り出すなんてことはしたことがなかった。

 

お肉は、パッケージになっているのだ。一般的には。。。

 

モンハンの狩猟生活をあのまま、持ち込んだ暮らし。ゲームがリアルなのか、こちらのリアルがゲームなのか。モンハンでは、大剣使いでもう10年、ガンナーも嫌いじゃないが、弾数が嘘っぽいのでピンとこない。当たる確率が高すぎてダメージが低すぎる。

 

リアルなら、当たらなきゃこちらが危ない。当たれば、アタマの1つくらい吹き飛ばす威力もある。もしくは、穴だらけだ。(散弾)そんな現実離れした世界をコントローラーで・・・というのが、リアルになるとそうもいかない。弾数は限られ敵は容赦ない。もちろん、こちらも敵対した以上はやるしかないのだが。素材は無駄にしたくないのだ。

 

トレイルカメラを仕掛けて「くくり罠を仕掛けてみた!」という動画を撮影しているが、くくり罠の方は全然だ。w

イノシシホイホイの制作者に怒られそうだが、初心者なので仕方がない。平地の山頂では仕掛けても、踏ませにくいので。

 

 

地球屋フォアテイルズ

 

四国移住が決まって、素材が天然石や金属以外にも広がり「地球屋」という名を使うことにした。

自然信仰で、雨、光、風などを読む。ターコイズ屋というのが本筋だが、いまはそうでもない。もう十分な量を国内で販売したと思う。もちろん、ニセモノの1/100くらいしか出来ないが、それは仕方がない。需要と供給のバランスがとれない石なのだ。

 

そこは原点だが、四国には四国の良いものがある。これを生かしていけたらいいと思う。

新型コロナウイルスの流行もあり、渡米と渡航は控えるべきだと思っている。だから、ツーソン買い付けもなし。在庫でどこまで出来るのかは未定。それでも、好きなターコイズは、ターコイズ屋の思い出になるように、いくつか手元に残しておきたいとも思う。

 

【狩猟】くくり罠を仕掛けてみた!(day20) 月に跳ねるヤツ!? <Youtube動画 ミューチャンネル>

 

 

 

 

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