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2004年に書いた「染色体培養での不思議な出来事」を読んで思う。フォアテイルズフォックス

JUGEMテーマ:名言

 

俺って。偉かったんだなぁ・・・って思ったwww

 

病院勤務の頃の「染色体分析」での出来事をまとめた冊子(PDF)を読みたくなり、PCのファイルを探したところ、コピーが1つだけ消されずにいて、ハードディスク内の「検索」で見つかった。

 

いま読み返すと、非常に面白い・・・。文才あるんじゃないか?w

 

2020-01-28-000a.jpg

 

こんな名言まで、最後のページには書き込んであった。実験、考察、実験、考察、、、。考えることが面白い。

 

細胞質の変化.jpg

例えばこの画像。顕微鏡の接眼レンズにデジカメをあてて撮影した覚えがある。機材は、持ち込みの小型デジカメ1台。

 

白血球の中のT-cellというリンパ球だけを培養して取り込んだものをスライド上に滴下したものを動画撮影して静止画にしたもの。

「知りたかった」のは、スライド上に落ちた培養した白血球の細胞部分が何秒後に消えるのか?ということ。

 

40秒で細胞質が消え、50秒で固定完了だ。つまり、30秒が正解だと知った連続写真。

 

慶應出の遺伝科のアフォな女医は、私に言った。「重なりのない染色体標本作らなきゃダメよ!台の上に立って、高い位置から足元のスライドに1滴垂らすと、きれいな標本(染色体が重なりのない)ができるのよ!」

 

・・・だってさ。

もちろん、なんの根拠もない話だが、医師が言うのであれば、、、と、椅子の上から、床のスライドに1滴・・・。

 

あたらね〜わwww (結論: 医者なんてそんなヤツばかり)

 

super_cells.jpg

これも位相差顕微鏡の動画から作った貴重な連続写真。左上がスタートで上の4枚、下の4枚。下段の右下が終了となる。

 

これで、私がわかったことは、5枚目で細胞周辺が光っている!ということ(左下)、顕微鏡は上から見ているのでそういうことなのだ。あとは、想像力。横から見るとどうなんだろう?ということ。なぜ、光ったのか、レンズ効果の集光か、レイリー散乱か?

 

illust_spreader.jpg

 

つまり、これ。揮発してスライドの上のに落とした僅か100マイクロリットルが乾くまでの出来事。

上の図では、上から3番目が、先ほどの光って見える現象の状態。

 

顕微鏡は下からの光で見ている。だから、レンズがあれば下からの光は屈折してレイリー散乱が起こる。つまり、周辺が光って見える。これで、論文1本書ける。(書いたw)医学学術奨励賞を2度もらった。金一封は5万円x2

 

染色体展開流動図2.jpg

このヒントから得た答えは、細胞展開時間の特定だった。

1〜4が通常の細胞展開で、リンパ球から取り出した細胞(染色体)は、重なりあうことが多い。

 

重なりのある展開001.jpg

これを分析するためには、重なり部分のない別の展開が必要になるので、細胞をいくつもいくつも調べることになる。まさにそれは、運!の一言。仕事を運でこなすなんてのは、無駄なこと。上司が無能過ぎた。

 

当時の上司は、ある時こんな名言を吐いた。

「冬場は、うまく展開しないけど、梅雨の時期はきれいに細胞が展開するんだよ。」とても、得意そうに教えてくれた。

 

・・・バカなの?って思ったw

 

冬が上手くいかない。梅雨はうまくいく。どういう意味かわかるでしょ?

それは、乾燥しているとうまくいかない。湿度が高いとうまくいく。言葉を変えればそういうことでしょ???

なぜ、20年も気がつかないで分析している?

 

私が床に水を撒いたのは、これがヒントになった。のちの、染色体展開装置の開発につながる。

 

上の写真の1〜2、3’〜4’の場合<考案した追加滴下法>

 

隣接しない展開001.jpg

染色体が、追加したカルノア液の流動で広がり、重なりがない展開が増える。

 

分析は、1発で終わる。これを染色体技師が、5〜20細胞調べるのは容易い。1分で並べることが出来るからだ。機械にかければ数秒で配列してくれる。

 

仕事の効率は、どちらがいいか。運か、理論か。

 

実際のPDF資料「染色体培養での不思議な出来事」には、多くのネタ話が書いてある。

 

当時、愛媛県の医科大学だと記憶しているのだが、検査科の技師さんから染色体分析法についての質問メールを受けたことがあった気がする。

 

そして、いま住んでいる愛媛県のログハウスから、大きな愛媛県の大学病院が見えている(笑)

あれは、もしや・・・。

 

人生はわからんものだな!

 

フォアテイルズフォックス

 

 

当時は、試行錯誤でなやんいろいろ試していた。99の実験と1回の成功。

いまだに変わらない。試作試作・・・www

 

これが、三つ子の魂百まで!ってやつか。

 

2020-01-28-000b.jpg

 

最終的に、1か所も重なりのない染色体展開標本を無限に作れるようになった。

Wet−Gバンド法<超純水を使った標本未乾燥の細胞取り込み当日のGバンド>

 

自己満足でしかないのかもしれない。でも、できっこないをやらなくちゃ!だ。

 

寝る間も、メモ用紙とボールペンを握っていたのは、懐かしい。

アイデアは、すぐにメモ。夢でもメモ!だったよ。

 

この記録は、2004年9月2日から2006年の4月13日まで

もう、15年も経つのか。と、思ったので書いてみた。

 

 

 

ひとやすみ - -
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